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第34話 綿棒一本が怖い理由

last update Fecha de publicación: 2026-11-02 14:12:55

第34話 綿棒一本が怖い理由

 検査を終えた日の夜、美月は何度も冷蔵庫を開けた。

 一度目は牛乳を出すため。

 二度目は翌朝のパンに塗るバターが残っているか確認するため。

 三度目になると、自分でも何を探しているのか分からなかった。

「ママ」

 ダイニングテーブルで宿題をしていた陽翔が、鉛筆を持ったままこちらを見る。

「なに?」

「冷蔵庫、さっきも見てたよ」

「そうだっけ」

「三回目」

「数えてたの?」

「だって開けるたびに中見て、何も取らないで閉めてるから」

 美月は冷蔵庫の扉に手を掛けたまま黙った。

 確かに今も何も取っていない。

「ちょっと考え事してた」

「結果のこと?」

 六歳児に一発で当てられた。

「……そう」

「まだ出ないよ」

「知ってるよ」

「じゃあ

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